ごく普通の3歳児が7ヶ月間、体操教室に通うとどうなる…?

こんにちは。現在、3歳10ヶ月の長女と0歳の次女の母、ふりかけです!

今日は、ごく平凡なフツーの(笑)うちの長女が7ヶ月間、体操教室に通ってみて感じた効果や成長についてです。

子供に習い事をさせたいけれど、体操教室ってどうなの?3歳で通っても意味あるの?という方向けに少しでも参考にして頂ければと思います。

3歳が体操教室のレッスンでやる内容については前回の記事でご紹介していますので、是非ご一読ください!

3歳の月齢

現在、子育て中の皆さんであれば共感して頂けるのではないかと思いますが、3歳と言っても3歳0ヶ月と3歳11ヶ月を一括りにするのはかなり難しい程、この年齢ではたった1ヶ月の差であっても身体の成長度合いは大きく異なります。ですので、現在お子さんが3歳何ヶ月でいらっしゃるのか、身体は成長曲線で見るとどの辺りで、成長が早めなのか、遅めなのか、も踏まえて頂いた方が良いかと思います。

また、子どもの成長スピードや得意不得意もまちまちですので、今日私がご紹介するのは我が家の例であり、ふ〜ん…こういうケースがあるんだな、と読んでもらえたらと思います。

我が家は…3歳4ヶ月の時に体操教室に入会し、そこから7ヶ月間継続中です。長女の様子を観察してきた実体験に基づいて書いております。

体操教室に通って良かったこと

正しいやり方を教わることができる

体操教室に通っているのだから、当たり前じゃないか!と思われてしまうかもしれませんが、"3歳児でも"通って良かったこととして、書いていきますのでご容赦ください。

そもそもマットの前転や、鉄棒の前回り等はやろうと思えば家の中や公園の鉄棒を使ってできますよね。体操教室に通わなくても親がやり方を教えられるのでは?と思いますし、実際に教えられているよ、という親御さんもいらっしゃるかもしれません。

ただ、3歳児というまだ体操が何かよくわかっていない子どもたちを相手に、親がこうやるんだよ!とお手本を見せたり、手取り足取りやり方を教えても、いまいち伝わらない、、というケースは少なくないと思います。

実際、うちの長女は親が一生懸命に見本を見せても、ふざけてしまってそもそも見てくれなかったり、できないの!と逆ギレします(笑)家や公園といった他に遊ぶものがある環境であることから、すぐ他に興味がうつってしまうというのがうちの長女です。

それに比べて体操教室の先生はさすがのプロ。体操の競技スキルと子どもの扱いスキルの両方をトレーニングされているので、子どもの気をひきつけながら、わかりやすい説明と、実際の見本も見せてくれながら教えてくれます。環境としても体操の道具しかない、そして安全なマットが敷いてある、子どもが集中しやすい環境が整えられているのも効果的であると思います。

先生によるわかりやすい指導という点について具体的にご紹介します。例えば、マットでの後転では、「手と足のスタンプを床に順番に押すように」とか「おへそを覗き込んでごらん」「勢いをつけて!」と言葉で説明をしつつ、手をアシストしたり、腰を支えたりしながら、子どもたちが出来るだけ自分の力で出来たかのように感じられるよう、サポートしてくれます。

我が家でも家で後転の練習をしようと長女のアシストを試みましたが、どこをどう押してあげたら良いのか、手を添えるタイミング等、上手くいかず、体操教室の先生の手腕を感じました。

できそう!できる!を早めに体感させる

大人でもあるかと思いますが、出来ないことを何度も練習しているのに、なかなかできるようにならなかったり、成長が感じられるまでに時間がかかり過ぎてしまうと、もうやりたくない!と思いませんか。私はもう嫌だと諦めたものがいくつかあります(苦笑)

子どもも同じで、なかなかできるようにならなかったり、楽しくないと、もうやりたくない!自分は出来ないんだ!と思ってしまうかと思います。

その点、体操教室の先生方は上手にアシストして何とか技を成功させてくれるので、子どもたちはなんだかできそうな気がする!できてるんじゃないか!?と思いながら楽しそうにやっています。先生も「今の自分でできたね!」とか「ポーズが綺麗になったよ!」と毎回褒めて伸ばしてくれるので、子どもたちのやる気につながっているように感じます。

実際には、3歳で各競技を先生のサポート無しにひとりでできるようになるのはかなり難しいです。うちの長女が通う教室で3歳のうちに自分の力だけで前転や後転が出来ている子はほとんどいません。

同学年でも4月生まれ等で既に4歳の誕生日を迎えたお子さんであり、且つ1年程度体操教室に通っている場合であれば、マットでの前転や後転がひとりでできるようになっているお子さんはいらっしゃいました。ですが、そのお子さんでも跳び箱や鉄棒での技は出来ず、ひとりでできるようになるのもまだまだ先かな…といった状態です。。

礼儀作法の基本を習得

これは保育園や幼稚園で充分身につけられているよ、というお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、体操教室でもレッスンの始めに「これからマットの練習をします」「お願いします!」と先生に向かって足を揃えて起立し、お辞儀をする挨拶をします。レッスンの終わりには「ありがとうございました」と大きな声で言いながら礼をします。

また、グループレッスンですので自分の順番を待ちながら、名前が呼ばれたら「はい!」と大きな声で手を上げてスタートのポジションへ移動することであったり、他のお子さんと仲良く順番を守って体操の練習をすることであったり、自然と集団の中でのお作法を学んでいる様子も感じられます。

うちの長女は体操教室に入会したばかりの頃、保育園での集団生活は経験済みであるものの、手足を揃えて挨拶をする、お辞儀をするといった経験はありませんでしたので、他のお子さんの見よう見真似で手足を揃えた起立をし、挨拶をしていました。教室に通い続ける中で、次第に定着してきたのか、家の中で遊んでいる時にも「お願いします!」と体操教室を思い出して、お人形遊びの中でも挨拶とお辞儀をしています(笑)

体操教室の期待外れだったこと

著しい運動神経の向上は見られない

こちらについても個人差や継続期間が大きく関わってくることですが、うちの長女が7ヶ月間通った状態では残念ながら、運動神経が良くなったな!と感じたことはありません(苦笑)

体操教室の中では各種の競技を体験・経験できたに過ぎず、子どもがひとりでその競技を上手にできるようになるところまでは3歳では難しい、と感じます。少なくともうちの長女が通う体操教室では、そうです。

家での親の努力(サポート)が肝心

マットでの前転はかろうじて自ら前にグルンと回るようになりましたが、着地は出来ず、ぐでーんと寝そべって終わります。後転は先生の補助、というかほぼ先生の力技でやっていて、自分だけでは何もできない状態は変わりません。

跳び箱は、跳び箱に飛び乗ることもまだ難しく、ヨイショとよじ登るだけ。踏み切り板も両足で飛び乗る程度の状態です。

鉄棒に至っては、お腹があたると痛いと言って、やりたがりません(苦笑)鉄棒にぶら下がる(豚の丸焼きの体勢)程度で、前回りや逆上がり等はできるようにる兆しすら無いというのが正直なところです。

これは勉強や楽器等も同じ話ですよね。結局は週に一度、50分間という限られた時間の中で、お教室で数回やってみるだけでは各競技を習得できるようになるのは難しく、レッスンで習ったことを家に帰ってから各自で何度も練習し、復習していくことが必要です。

ですが3歳児!言えばやるってもんじゃぁありませんよね!笑

うちの長女も両親総出で前転の練習しようよ〜と誘ったり、楽しそうにやって見せたり、、色々やりましたが、なかなか家で体操の練習をしようとせず、そもそも練習をやる気にさせるのに時間がかかりました。

体操教室に通わせておけばそれだけで良い、というのではなく、結局は親が家で来週のレッスンを受けるまでの間、子どもの練習に付き合ってあげることが求められます。その時間の捻出と、体力と気力の捻出が、、親には結構な負担であったりします(苦笑)

子どもの集中力とやる気の継続が難しい

体操教室の先生を持ってしても、、、やっぱりまだまだ3歳児!集中力の継続は難しいのかな〜と感じます。

50分のレッスンでは、準備運動の後やマット練習をした後、鉄棒練習をした後、等のタイミングで給水休憩を入れてくれますが、それでも自分の順番を待っている時にぼーっと外を見ていたり、先生の話を聞いていなかったり、見本を見ていなかったり、、と3歳ではまだ難しいのかな?と感じる場面が多々あります。

その点、ひとつ上の4〜5歳クラス等では先生の話を聞く姿勢が良く、何かを教わる土台がそもそもできているのか、その適齢期を感じざるを得ません。。

また、やる気の維持も3歳には難しいと感じます。うちの長女は自ら体操教室に行きたいと言い出して始めたのですが、1〜2ヶ月たった頃から、体操教室に行きたくない!と言い出すようになりました。その都度、親がなんとか説得したり、無理やり連れて行ったりと、苦労しますし、3歳はまだ簡単に泣いてしまったり眠くなってしまったりと赤ちゃんな部分もあるなぁと感じるので、行きたがらない日にはそもそもレッスン場所に毎週子どもを連れていく、その親の心身の負担も大きいと感じます。

まとめ

体操教室を3歳のお子さんに通わせるか迷っていらっしゃる親御さん向けに、我が家の実態を赤裸々に書かせて頂きました。

運動神経を向上させたいから、そのために親御さんがレッスン時間以外もしっかりサポートできる!というご家庭でしたら、3歳から始める意味も大きく、また効果も期待できるかと思います。

一方で、我が家のような、親が家で頻繁に練習に付き合うのは難しい家庭ですと、子どものスキル向上はなかなか望めなかったり、3歳という幼さ故にレッスン中の集中力が散漫になってしまい、レッスンを離脱している状態になることや、そもそも行きたくない!と参加を拒否することも少なくないでしょう。

正直、うちの長女は自ら始めたいと言った体操教室だったのにも関わらず、開始たったの2ヶ月目頃から行きたくないと言い出すことが出てきましたし、5ヶ月目頃からは教室に入っても何もやりたがらないことや、泣き出す日もあります。なぜ泣いてしまうのか、泣く訳を聞いても本人自身がわかっていなかったり、子どもの心身の未熟さを感じ、3歳で体操教室に通うのは早過ぎたかな?もう少し成長してからの方が良いかな?と感じることもあります。

体操教室を通じて、運動神経以外にも礼儀作法や他のお子さんとの関わりの場を持たせたいということでしたら、まさに叶う場ですので、是非始められたらと思います。


次回は我が家が体操教室を選ぶ際に、どういう点に気をつけていたかについて書きたいと思います。ご興味のある方は是非、ご一読頂けると嬉しいです。

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