共働き夫婦のお金の管理【お小遣い制がおすすめ】

こんにちは、かにかまです。

  • もうすぐ結婚するけどお金の管理はどうしよう・・・
  • 結婚して早●年・・・まったくお金がたまらない・・・

という感じに悩んでいる共働き夫婦のみなさんに向けて、共働き夫婦歴7年の私が、夫婦のお金の管理についてまとめてみました。

ちなみに、結論から言うと、わが家はお小遣い制を採用しています。

夫婦のお金の管理方法いろいろ

夫婦の在り方や、お金の管理方法はいろいろなパターンがあると思いますが、大きく分けると下記の3つが代表例になるのかな、と思います。

お小遣い制

2人のお小遣い額をあらかじめ決めておき、それ以外のお金は夫婦用の共通口座に入金する方式。

わが家はこの方式を採用しており、今のところ、お小遣いは夫婦ともに5万円ずつにしています。給与振り込み日に5万円は自分の個人口座へ、残りは夫婦の共通口座に振り込まれます。

定額貯金制

夫婦用の共通口座に入金する金額をあらかじめ決めておき、それ以外のお金をお小遣いにする方式。

わが家では、結婚前の同棲生活期間~結婚後数ヶ月はこの方式にしていました。当時は、お互い8万円を共通口座に振り込み、それ以外をお小遣いとしていました。

費用別担当制

家賃は夫、食費は妻・・・というように、費用別に担当を決める方式。

意外とこの方法をとっている夫婦もあるようです。

共通の口座を作る必要がなかったり、管理されてない感がよかったりするのでしょうか・・・。各費用はそれなりの頻度で変動すると思いますので、不平等感が生まれたり、適宜見直しが必要だったりと、あまり良いところが思い浮かびませんので、この記事ではこれ以上言及しません。

なぜ定額貯金制をやめたのか

わが家は、結婚前の同棲生活期間~結婚後数ヶ月は、定額貯金制を採用していましたが、下記のような問題があり、お小遣い制に変更しました。

問題1:手取り額が低い方にあわせなければならない(貯まらない)

初っ端から気になる問題がありました。それは、二人の手取り額に差があったことです。

額面給与に大きな差はなかったのですが、妻は、財形や持株会など、様々な制度を活用していたため、手取り額(自分の口座に入る額)が非常に少ない状態でした。

その状態で、定額貯金制を始めたため、月8万円を超えると、妻が自由に使える額がかなり少ない・・・。一方、夫の方は、財形や持株会などは活用していなかったため、かなりお金に余裕ができてしまう、という状態になりました。

わが家の場合は、財形・持株会の影響でしたが、単純に夫婦間で収入に差がある場合も同様になると思います。手取り額が少ない方も納得できるように額を設定するため、家族のお金を増やすのには効率が悪いです。

問題2:家事より仕事を優先した方が得をする

定額貯金制では、あらかじめ決められた額以上の収入は、個人の口座に振り込まれることになります。そうなると、残業をすればするほど、自分にとってはオトクになるわけです。

一方、残業が多くなればなるほど、家事にかける時間が減り、パートナーに負担をかける可能性もあります。

このような状況になりますが、ちゃんと仕事を切り上げて、家事ができますか?
私(夫)は、世の男性の中では家事をちゃんとしている方だと自負していますが、このような状況だと、「ちょっと残業してくか~」と思ってしまう気がします。

お小遣い制にしてみて良かったこと

お小遣い制にすることで、先ほどの定額貯金制のデメリットが解消されるはずです。

  • 手取り額に差があっても問題なく成り立つ(お金も貯まりやすい)
  • 残業せずに家事をするようになる

わが家でも、上記のとおりで、お小遣い制に変えてからはどんどん家族の貯金も貯まっていますし、残業も減り、家事もしっかりやっています。
(残業については、他の要因も色々あると思いますが、「残業したくない」という気持ちが高まったことは確かです。)

その後、子供も産まれて今では2歳になり、家事・育児が更に大変になってきました。
でも、職場で残業しないキャラが定着していたおかげか、早めに帰宅できて、夫婦で協力して家事・育児ができていると思います。

お小遣い制のデメリット

ここまではお小遣い制のメリットばかり挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。

デメリット1:自分のお金が貯まらない

当たり前ですが、「お小遣い」として決めた額以外は、どれだけ働いても、どれだけ給与アップしても、自由に使えるお金にはなりません

超高級なギターが欲しいとか、飲み会にバンバン参加したいとか・・・そういう方にとっては辛いかもしれません。

どんなに頑張っても定額しかお金が増えない・・・となると、結構さみしいものですよね。

デメリット1解決のための提案

これらのデメリットの根本解決は難しいのですが・・・とりあえず挙げてみます。

ちなみに、副業するという選択も思い浮かびましたが、副業で得たお金は家計にいれるべきかな、と思ったので、記載していません。

投資する

普通預金や定期預金では、お小遣いを元手に大きく増やすことは困難です。しかし、株式投資などを行うことで、ある程度資産を増やすことはできると思います。

なお、こちらのサイトによると、先進国株式に投資していた場合、2018年は-7.8%、2019年は+29.2%、2020年は+16.6% という結果だったようです。

自分のお金で投資を経験し、知識をつければ、家計の運用にも活かせる可能性があるのも良い点です。
ただし、投資にはリスクがありますし、より大きな利益を得ようとして怪しい商品に手を出す・・・ということは無いようにご注意ください。

相談する

お小遣い額では買えないものが欲しいのであれば、結局は相談するしかないですね。パートナーに納得してもらって、気持ちよくお金を使いましょう。

ただし、頻発するようだと、お小遣い制があっていない、もしくは、お小遣い制の運用がうまく行っていないということですので、家計の管理方法を変えた方がいいのかもしれませんね。

公平性を保つためにも、特例で使ったお金は記録しておいて、パートナーに欲しいものが出来た際の検討材料にすると良いと思います。

デメリット2:平等なお小遣い額を決めるのが難しい

定額貯金制では、決められた額を家計に入れているという観点で、簡単に公平性を保つことができます。

一方、お小遣い制では、お互いが自由に使えるお金を決めるという観点で平等を目指すわけですが、真の平等(?)を目指すのは難しく感じます。

例えば、夫は裸眼、妻はコンタクトだった場合、生活するためにかかる費用は妻の方が4,000円/月ほど高くなります。それ以外にも、性別や健康状態、職種など様々な違いから、必要な支出に差が出てくるはずです。

デメリット2解決のための提案

どちらか1人のための支出でも、やむを得ないものについては、共通の口座から支出するのが良いと思います。

あらかじめ、どういう費用であれば共通の口座から支出して良いのかをしっかり話し合っておくことが大事です。また、新たにそのような費用が発生した時も、適宜話し合いしましょう。

なお、その分の費用をお小遣いに加算する、という方法はあまりおすすめしません。値段が変わったり、使う商品が変わることもありますし、そもそも、購入が1ヶ月単位ではない場合(数ヶ月に1回とか)の場合、計算がややこしいので。

デメリット3:ケチになる

お小遣い制にすると、飲み会とか、友人との付き合いに関する出費に、ケチになってしまう可能性があります。(私は人づきあいを面倒に感じるタイプなので問題ないのですが・・・)

結婚式なんかは、ご祝儀がかなりキツいし・・・

それ以外にも、服や化粧品にお金をかけなくなる等、もしかすると、ケチってはいけない部分まで影響するかもしれません。

デメリット2と同じではありますが、ある程度は共通の口座から支出できるよう相談しておくのが良いと思います。(特に、結婚式等は、お金を理由に断るのは流石にどうかと思いますので・・・)

お小遣い制のはじめ方

さて、これまでの説明で、お小遣い制のメリット・デメリットなどが伝わったかと思います。
ここからは、お小遣い制の始め方を説明します。やり方は人それぞれですが、参考になれば幸いです。

お小遣い制をはじめる
  • STEP 1
    お小遣い金額を決定する

    考え方は人それぞれですが、私は、必要最低限より少し高い金額にすることをお勧めします。(あまりギリギリの額にすると、人生の楽しみや、心のゆとりが無くなってしまう気がします・・・)

  • STEP 2
    共通口座から支出してよい費用を確認する

    どちらか1人のための費用だけど、共通口座から支出する費用(例:コンタクトレンズ、医療費など)を決めておきます。このルールは、運用開始後も適宜見直せばよいので、この時点でガチガチに決める必要はありません。

  • STEP 3
    夫婦共通の銀行口座を開設する

    お好きな銀行の口座を夫婦2人分開設しましょう。(給与振り込み先に指定するには、本人名義である必要があるかと思いますので2人分としています。)

  • STEP 4
    夫婦共通のクレジットカードを発行する

    必須ではありませんが、便利でお得なので、基本的には作っておいたほうが良いと思います。

  • STEP 5
    給与振り込み先を変更する

    口座が開設できたら、給与振り込み先を変更しましょう。自分の個人口座にお小遣い額が振り込まれ、それ以外の金額は共通口座に振り込まれるようにします。

  • STEP 6
    引き落とし先などを変更する

    電気・ガス・インターネットや、その他、共通の費用として支払うものは、引き落としを共通のクレジットカードや共通の銀行口座に変更しましょう。

  • STEP 7
    運用開始!適宜ルールは相談・見直し

    準備完了です。あとは、運用中に必要があれば、適時相談・見直しをしましょう。

  • ラベル
    タイトル

STEP 7まであるので一見大変に見えるかもしれませんが、一度やってしまえばOKなので頑張ってみてください。

また、お小遣い制を検討している人の多くは、貯金を増やすことや、家計をしっかり管理することを目的にしている人も多いと思います。

そのような方には、マネーフォワードのような、家計の見える化ができるアプリがおすすめです。是非利用してみてください。

おわりに

以上、長々と家計について記載しましたが、いかがでしたでしょうか。

私の経験をもとにした説明ですので、読者の方にマッチしない点もあるかもしれませんが、参考になれば幸いです。

今後も、家庭やお金に関する記事も書いていきたいと思います。

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